
大学入試数学問題集理系262の特徴やレベル・内容は?
河合塾から出版されている受験数学の問題集です.
単元的には数Ⅲまで含むので、理系大学の受験を目指している人が主な対象になると思います.
問題数は表紙に書かれている通りの262題です.
では、数学IA〜数学Ⅲまでが、どのような問題数の配分になっているのかを見てみましょう!
数学IA | 数学IIB | 数学Ⅲ |
41問 | 137問 | 84問 |
このようになっています.
理系用の参考書だけあって数IIB,数Ⅲのウエイトがかなり大きいのが特徴です.(数IIBは特に比重が大きいです)
レベルについて
まず、掲載されている問題のレベルについては「やや難」レベルが大半です.
ここで、「やや難」とは何かというと本番で差がつく一問だと思ってください.
つまり、受験本番では絶対に落としたくない,解いておきたい問題たちが集結しています.
なので、数Ⅲまでの演習が一通り終わった受験生が実力UPの為に挑戦するのが良いと思います
それに伴ってですが、この問題集を解くにあたっては、基礎は身についている前提だと思ってください.というのも、解答はすごくサッパリしていて、解説も受験生が知りたいことがコンパクトにまとめられている程度に留まっています.(つまりゴチャゴチャしていなくて読みやすい)
つまり、「式変形がわからない」とか「ここ何の公式使ってるの?」みたいなところで足止めを食らっていると結構普通に置いてけぼりを喰らいます.
「じゃあ、具体的にはどんなレベル感だよ!」って思う人がいると思いますので、非常にわかりやすい不等式を載せておこうと思います.
理系のプラチカ(Ⅲも含む) < 大学入試数学問題集理系262 < やさしい理系数学
こんな感じです.
なので対象レベルをざっくりいうと
- 偏差値56以上の国立理系大学志望(特に地方旧帝大志望)
- 早慶・MARCHの理系志望の受験生
こんなところでしょうか.
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内容に関して
内容に関しては、各科目の単元ごとに問題が載っているオーソドックスな問題集なので、特別追記するようなことはありませんが、1つ大きな特徴があります.
数学Ⅱの微積分の問題が豊富に載っている
という点だと思います. 数Ⅲが掲載されている問題集としては中々に珍しいです.
- “やや難”の問題が多くを占めている
- 基礎力がある人にはおすすめ
- 解説は非常にシンプルかつ明瞭
- 数IIの微積の問題が豊富に掲載されている

おすすめの使用時期と使い方
おすすめの使用時期に次の2通りです.
- 現役生・・・基礎確認等が終わる秋頃に周回
- 浪人生・・・8月に一気に周回
この問題集はとにかく周回.
1回目に解いた時に「解法が思いつかなかった・計算をミスしてしまった・時間が掛かりすぎた」
これ、全部受験本番では全部失敗なので、スピーディに正確にできるまで何度も繰り返し演習をすることをお勧めします. 先ほども書きましたが「合否を分ける一問」になり得る問題が多数のっているので、その辺りを意識すると良いと思います.
特に問題数に対して試験時間が短い大学は「計算の正確さ」と解法を考える「瞬発力」の2点をこの本を通して学んでください.
とにかく”早く・正確に”できるまで繰り返すこと
やってみて理解が不十分な点についてはチャートやプラエリなどで要点を確認しながら進めるのが良いと思います.
類似の参考書紹介
最後にレベルが近い問題集をいくつか紹介しようと思います.
<購入はこちらから>
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