広告

【浪人失敗談】浪人期間に気をつけたい2つのこと

浪人生
この記事は約5分で読めます。

今日は私が浪人生時代に失敗した勉強法や過ごし方をお伝えしようと思います

浪人生時代に失敗したこと

1.得意科目に固執し過ぎてしまう

これは平凡な受験生なら”あるある”だと思うんですけど、苦手教科を勉強するのってかなりストレスかかりませんか?

そこで2つの分岐が生まれるわけです。

・苦手だけど合格のためだと割り切って勉強する
・得意教科の得点力を増大させることにより、苦手教科の失点をカバーしようとする

合格するのは前者か後者か考えてみてください。

答えは勿論、前者ですよね。言うまでもないです。

でも、落ちる受験生って「なぜか」後者が多いんですよ。その理由を考えていきましょう。

では名古屋大学の理学部を例に考えてみましょう。
名古屋大学理学部の2次試験の科目と配点は次の通りです。
数学物理・化学英語国語合計
500点250/250点300点150点1450点
という配点です。
共通テストの配点が900点、個別試験の配点が1450点の合計2450点満点の試験になります。

ここで、合格最低点を見てみましょう。

さあ、合格するためにはどのような点数配分でいきましょうか。

共通テストが7~8割だとしたら得点は680点くらいです。

すると2次試験に必要なのは1491-680=811点ですね。
① 物理と化学はそこそこ出来たとして得点率50%で250点
② 国語も50%の出来だとしたら75点
ここまでで合計が325/811です。

では合格に必要な残りの486点をどういう配分でとっていくのか?

浪人生時代の私なら
数学400点、英語86点(※当時の私は英語が苦手でした)

間違いなくこんな配点で勉強を進めていたと思います。
これは愚策以外の何物でもありません。

旧帝大学以上の数学の試験において、6割以上を安定して取ることがどれだけ大変か、本番レベルもしを受けた事がある受験生なら痛いほど分かるでしょう。

ただ、思考が偏っている受験生は"なぜか"可能だと思い込んでしまう。
そう思い込むことで、苦手で嫌いな科目の勉強から逃げられる気がするんでしょう。

この作戦も成功するほどの圧倒的な学力があればいいんですけど、大半の受験生は本番の試験において、どんな問題が出題されても毎回8割以上の得点を安定的に叩き出すなんて不可能ですから、自分の苦手から逃げないで、大人しくコツコツ勉強をしていくのが”結局は”良いでしょう。

2次試験の問題で8割取ることが前提の計画は、ほぼほぼ実行不可能だと思ったほうがいい

(ただし、得意科目が異常に安定する人もいるので、そういう人は例外です

2.模試の偏差値以上の実力があると過信してしまう

浪人生になると偏差値が突然上がる時期があるのをご存知ですか?

それは5,6月に行われる「第1回のマーク模試」です。

なぜ「第1回のマーク模試」で偏差値が上がるのか?

答えはシンプルです。「大半の現役生はまだ受験の範囲を終えていないから」です。

人にもよりますが、一気に偏差値10以上は上がります。範囲の差はそれだけ大きな要因なんです。

ただ、この偏差値上昇が浪人生を狂わせてしまいます。

今まで偏差値50~55あたりの浪人生A君が、一気に65とかになったと想像してください。

このときA君は非常に喜びますが、一方で現役生も追い込みをかけてきて勉強に励みます。
すると、夏〜秋頃の模試では現役生に追い付かれてしまって偏差値はまた50~55あたりに戻ってきてしまいます。

そこで考えてみてください。

「A君の自己評価は偏差値いくつだと思いますか?」

普通は最新の模試の偏差値が現在の実力なのだから、A君の偏差値は"50~55"です。
ただ、1度偏差値65を経験してしまったA君は、自分の偏差値をいつまでも65だと思ってしまいます

ここで疑問が浮かびます。それ何か問題でもあるの?

はい。大ありです。

このA君は大学を選ぶときに、偏差値50~55の大学ではなく、偏差値65の大学なぜか受験しようとしてしまうんですね。

そりゃあ、一度65なんて値を取っているわけですからね。
A君からしたら自分の本当の偏差値がもっと下なんて事実は認めたくないですもんね。

ただ、これだけは覚えておいてください。

受験生の偏差値は最新のものを当てにすること

これに限ります。

ただでさえ模試の成績なんて安定しないんですから、せめて参考にするなら最新ものにするようにしてください。でないと、また一年棒に振ることになってしまいます。

受験はとにかく戦略的・計画的に勉強をしていくことが重要

大学受験は一部の例外を除けば「合格最低点を越すこと」が最終的な目標になります。

ただ、合格最低点は相対的な値なので年度によっては大きくズレが生じる事があります。

なので一応の基準として
① 地方国立大学や私立大学の場合は全統模試などでB判以上
② 旧帝・早慶などの場合は冠模試でB判以上

あたりが、最終の模試で獲得できている状態だと”合格の可能性がある”と思います。

  • それを実現するにあたり、自分はどの教科で何点取る必要があるか
  • 苦手科目の勉強はいつ頃から始めるべきか

など、考えることはたくさんあります。

頭でっかちにならず柔軟に物事を考え、特定教科に負荷をかけすぎないことが大切です。

↓↓↓↓数学力を上げたい人必見↓↓↓↓

コメント