早いもので8月があっという間に終わりに近づいてきましたね.
受験生の皆さんはどんな過ごし方をしていましたか?
毎日コツコツ勉強ができた人, やろうと思ったけど中々勉強ができなかった人,学校の課題に追われて自分の勉強ができなかった人, 塾の夏期講習を頑張った人 等々色んな人がいると思います.
受験期の山場である8月を乗り越えて(乗り越えていない人もいると思いますが),ここから入試本番に向けて勉強が本格化する「演習期」に入ると思います.
そこで,この記事では9月以降の「演習期」を迎える前に見直して欲しい
- 生活習慣
- 勉強法
- 学習環境
という3つのことを抜粋しましたので参考にしてください.
1. 生活習慣の見直しを!
勉強をするにあたり大切なことは幾つかあると思います。その中で特に大事なことは“習慣”です.
まず,今何時に寝て何時に起きていますか?
学習は睡眠時に定着するとも言われています.睡眠の質が悪いと,長時間勉強を頑張ったとしても,その努力が水泡に帰す可能性があります.
必要な睡眠時間は人それぞれですが,最低でも6時間〜7時間は取ってほしいところです.
また,17~19歳は22:00〜26:00の間に成長ホルモンの分泌が最大量になるので,この時間帯に深い眠り(ノンレム睡眠)についていることが学習効率を最大限に引き出すことができます.
また,睡眠不足は全ての活動の初動を遅らせるので,昼間の自主学習や塾・学校での集中具合に直結してきます. もし,読者の中で夏期講習の時に異常に眠くなる人や正午前後にエゲツない睡魔に襲われる人は睡眠時間もそうですが,睡眠時間帯も意識してください.
夏休みの影響で,生活習慣が乱れ昼夜逆転している人は今一度成果習慣を見直し,勉強の成果が最大限伸びるように自分を変えていきましょう.
睡眠は22:00~26:00が最高
2. 勉強法の見直しを!
受験期は大きく分けると
- 4~8月の基礎固め期
- 9~12月の演習期
- 1,2月の直前期
の3つに分けることができます.
「基礎固め」に関しては,学校で配布される問題集や基礎問題が多く載っている網羅系参考書を解いたりする等,学習方法は様々で,とりあえず高校で習う範囲の用語や公式などの知識を詰めていくことが求められます.
一方で,「演習期」においては過去問や演習系参考書(数学ならプラチカ等)を用いて記述力を養い,各分野における知識を体系化して発想力を養うことが目的になります.
そこで大事なのは
参考書との向き合い方
です。
9月以降の演習においては
- 分からないなりに答えを出す
- 制限時間を設けて問題に取り組む
これは模試や入試本番を想定して非常に重要なことです.それに加えて,
- ミスをしたら正解するまで解き直す
- 解説を読んで満足しない
この2点が非常に重要になります.
ここからは,「スピード」と「正確さ」の2点を意識して勉強に取り組んでいきましょう.
演習期は「スピード」と「正確さ」
3. 環境の見直しを!
勉強の成績を伸ばすのに大事なのは何よりも“環境”です. 同じ進学校に通う生徒でも”都会の進学校”と”田舎の進学校”ではその環境は全く異なるのは想像に易いですよね.
ただ、立地的な環境は家族で引っ越しをしない限り変化することができないので,そこは仕方がないと思います.
じゃあ,どこを見直す必要があるでしょうか? それは
目標を共にする人を見つけ勉強する
これを出来る人が周りにいるか・いないかでここからの受験期のモチベーションは大きく異なります.
この時期以降になると「怠い」,「受験辞めたい」,「志望校落とそうかな」などモチベ低下の発言を繰り返す受験生が大量発生します.
そういう人が如何にいない環境に自分が所属するかが大切です.もし自分の学校が堕落していて,とてもじゃないが受験にはそぐわない雰囲気を醸し出している場合は,迷わず塾に入ってください.それもなるべく大手の予備校が良いです.
近隣に塾がない場合は,代ゼミなどがやっている【フレックスサテライン】や【スタディサプリ】などの映像授業系や,【進研ゼミ】や【Z会】などの通信教材の活用も考えると良いでしょう.モチベが維持できる環境で!
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