
5月病とは?
5月病とは5月ごろに増える、体がだるい、夜眠れない、やる気が出ないなどの心身の不調などを総称したものです.(医学的に認められた病名ではありません)
正式には“適応障害”の一種で改善には通院などを含めた治療を行う必要があります.
しかし!!
受験生が,この5月病の「体がだるい」,「やる気ができない」の部分だけを切り取って

いや〜最近5月病でやる気出なくてね〜

勉強したいんだけど気分が乗らなくてさ〜
などという腑抜けた発言をしている場面がSNS上でも学校内でも見受けられるようになってきました.
いいか受験生諸君よ. 5月病は勉強のやる気が出ない格好の言い訳ではない!!
5月病は「適応障害」という立派な病気のことである
では,受験生のやる気が出ないのはナゼ?

受験生が5月病ではないとしよう.
であるならば,なぜ受験生はこの時期にやる気がなくなってしまうのだろうか.
その答えは非常にシンプルなもので,
受験勉強に飽きてきたからである.
「飽きた」とはどういうことかというと,受験生は3月〜4月くらいにかけて学校の先生にこのように言われます.

受験にスピード違反はありません.早く始めたものが勝利します
したがって,志望校に絶対に合格したい人はスタートダッシュを決めましょう.
その言葉を間に受けた受験生は春休みから塾に通ったり通信教育に励んだりしてこう思います

受験勉強以外と楽しいかもしれん!!
そして新学期から進路課の先生を中心に
「勉強しろ!進路決めろ!課題だせ!模試の対策!定期テスト!」
と発破をかけられ,訳もわからず多忙な日々を送ってきました.
そんな受験生を癒すか如く待っていたのは「GW」です.
突然始まった受験勉強から一時解放され,張り詰めた緊張の糸が少しばかり緩んだ人も多いのではないでしょうか?
久しぶりに友人と遊んだり,YoutubeやTiktok,インスタなどを楽しんだ人も多いことでしょう.
そして数日間で一気に勉強時間が減り,若干やる気がなくなった頃にやってくるのが「全統記述模試」です.

受験生
4月から心入れ替えて勉強したし,成績絶対上がってるだろコレ!!
久しぶりに本気で勉強したから志望校の判定とかワンチャンBとかあるかも…?
なんて淡い期待を持って模試を受けた人も多いことでしょう.しかし,受験レベルの問題というものは皆さんが考えているよりもずっと難しいので,当然付け焼き刃でやった勉強などでは太刀打ちできない訳です.
すると…

は?受験勉強とか意味あるん?
全然力ついてねーじゃん
結局勉強も才能ゲーだろこれ
馬鹿らしいわ〜
などと言って,突然勉強のやる気がなくなってしまいます.
これが受験生版5月病の正体です( \ドン!/ )
勉強する→結果に直結しない→やる気が減少
そんなこと言ってもどうすればいいのさ?
成績に対する意識を少しだけ変えてみる
具体的にどうするか?というと → 成績向上を11〜12月に期待する
ということです.
今,目先の模試で成績を上げるために勉強することも無駄ではありませんが, それよりもここから先の受験勉強を戦っていく上で必要になる基礎力を身につけることが最優先事項です.
なので模試の成績が悪くても腐らず, 自分の身の丈にあった参考書や問題集を使って基礎演習を頑張ってください.
・今は受験を戦い抜く基礎力を身につけるフェーズ
・成績の向上は11月〜12月を目処に!!
・だから今成績が悪くても落ち込まずに頑張るのだ!
勉強方法に悩んでいるなら
以下の記事をご覧ください!!
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